「間」とは? キャノンギャラリー銀座 Masatoshi Okamoto写真展 

 



現在キャノンギャラリー銀座で開催中の Masatoshi Okamoto 氏の写真展、「Spaces for Moment and Distance」。今日見に行ってきました。超お勧めです。すばらしいです!
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キャノン銀座は8月31日~9月6日  名古屋:9月21日~27日、 大阪:10月12日~18日




キャノンの公式サイトでは次のように、紹介されています。

「映画的な要素をテーマにスナップ撮影を続けるMASATOSHI OKAMOTO氏。映画のフレームサイズ2.35×1で世界を切り撮り、「時間」「距離」「空間」を包括する「間」という日本的な概念を表現する中で、スナップ写真の新たな可能性を模索しています。日常と非日常という、相反する世界の境界を曖昧にし、その「間」に焦点を当てた作品」

写真を撮るさいに、「間」を表現することがとても大切だとはわかってはいるけど、なかなかうまくできない私。Okamoto氏の作品、とても勉強になりました。ステキでした。この写真展は、銀座のあと、名古屋、大阪へと巡回します。

「間」については、最近、とても面白い本を読みました。安田登氏のあわいの力ー心の時代の次を生きる」。「あわい」とは本書によれば、「媒介、あいだ。自己と他者、異界と現実界。時間と空間....................ふたつのものが出会う界隈。能楽におけるワキは、両者をつなぐ象徴的な存在。人は身体という「あわい」を通して外の世界とつながる」 この本、写真を考えるうえでもとても重要なヒントに満ちています。

最近、スランプ気味。ぜんぜん撮れない私。栄養補給ぐらいしなくては、と写真展に行ったのでした。



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アルフレッド・スティーグリッツ特集@国立近代美術館 

 


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裸木のフォルムが美しい季節ですね。先日、竹橋の近代美術館で、アルフレッド・スティーグリッツの特集を組んでいたので、見てきました。スティーグリッツ(Alfred Steiglitz)は私の大好きな写真家。近代写真の父と呼ばれ、あのジョージア・オキーフの夫でもあります。昔の写真家には違いないけど、彼のテイスト、ほんとにステキ!撮影はOKだったので、すこしアップいたします。



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じつはこの美術館、ジョージア・オキーフからの寄贈を受け、スティーグリッツの作品をけっこうたくさん所蔵しています。その中からこれまで、1枚から2枚を写真のコーナーによく展示していたのですが、昨年はスティーグリッツ没後70年という節目の年だったので、昨年11月から特集が組まれていたのです。私の本音としては、アメリカからも借り受けて、盛大に大回顧展ぐらいやってほしかったんだけど。特集でがまんです(笑) 

個人的な感想ですが、スティーグリッツの写真って、何とも言えない深い味があり、モノクロであることからも見ていて飽きません。できることなら、一枚ぐらい私の部屋に飾りたいんだけど(笑)

これと同時開催の企画展「
瑛九1935-1937 闇の中で「レアル」をさがす」も超面白かったです。瑛九はフォトグラムというかなんというか、なんせ、ゼラチン・シルバー・プリントで、信じられないような世界を作りだしています。


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というわけで、寒い冬の日、目の保養をしてきました!

どちらも2月12日まで
東京国立近代美術館




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サイ・ツゥオンブリーの写真を見て 

 




最近、サイ・ツゥオンブリー(Cy Twombly)の写真展を見ました。友人がとても薦めてくれたので、佐倉まで出かけたのでした。上の写真は会場のDIC川村記念美術館の池。コウホネの黄色い花が池に咲いていました。

画家である彼は、写真はピンホールカメラとポラロイドで撮っています。その結果、焦点が合いにくいカメラの特性と、ざらついた風合いの印画紙の効果で、ヴェールがかかったような神秘的な雰囲気をかもしだし、より抽象的な写真になっています。面白いなぁ~~と感じ入りました。 

たとえば、キャベツやセロリ―をあんなふうに詩的に表現できるとは!廃墟の写真もすばらしかったですが、特にキャベツの写真に感動(笑)ツゥオンブリーの主題のとらえ方、それへのまなざしに惹きこまれました。

ここで思ったことは、写真についての海外と日本との考え方の違いです。写真はフランスで発明されたものですが、photographie(仏)がもともとの語で、英語でもphotography。つまり「光で描く」という意味で、日本語訳の「まこと(真)を写す」意味の「写真」という訳語は、原語からまったく外れています。

光で描く場合、機材によって描き方はずいぶん異なってきますよね。「写真」ではなく、本来の「光画」という意味では、さまざまな可能性があるんだなぁ~~と思いました。いつも同じような写真になってしまう私。とても刺激を受けました。



サイ・ツゥオンブリーの写真 -変奏のリリシズム (詳しいことは左をクリックしてください)



DIC川村記念美術館にて 8月28日(日)まで







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アルバレス・ブラボ写真展 -世田谷美術館ー 

 



世田谷美術館で開催中の「アルバレス・ブラボ写真展-メキシコ、静かなる光と時」を見てきました。写真の友人たちが見に行って、「すご~~い」「鳥肌がたつ」とか騒いでいたので、ぜったい見に行こうと思っていました。ハイ、本当にすばらしかったです。世界の巨匠の写真というのは、こういうレベルなんですね。入場料は1000円なのですが、「安い」と思いました。写真展に行って、「安い」なんて思ったことはかつてありませんでした。たいへん充実した内容で、詩情あふれる作品ばかり。


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詳しいことは美術館の公式サイトで:「アルバレス・ブラボ写真展」 8月28日まで

で、すぐに影響を受けてしまう私は、ブラボの初期のフォルムを強調した写真を見て、お粗末にもこんなのを撮りました(笑) 巨匠の作品とは、まったくレベルが違うなぁ~~~~

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写真展が終わって 

 


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昨日無事に写真展が終了いたしました。ブログのお友だちの方々もお忙しい中、見にきてくださり、本当にありがとうございました。また温かい励ましのお言葉をメッセージなど多数いただきましてうるうるです。ふかく感謝申し上げます!桜の花が舞い散る頃に始まったのですが、気がつけば八重桜の季節となっていました。
愛新覚羅DM(名無し) 

今回、初めてイルフォード(ilford)とキャンソン(canson)の紙にプリントいたしました。どちらもマットタイプの紙を使用しました。やはりおうちプリントは大変でしたが、思うように色が出るとうれしいものです。写真についてたくさん反省点はありますが、皆さまの温かさに支えられ、何とか乗り切ることができました。厚く御礼を申し上げます。

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写真展のお知らせ 

 


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桜が満開ですね。桜とともに、花桃も花の盛りを迎えています。とってもきれいです。

愛新覚羅DM(名無し) 
写真展「愛新覚羅ー時の名残りー」

会期: 
4月11日(月)から20日(水)迄 (会期中無休)
10:30~18:30(最終日15:00迄)

会場:ニコンプラザ銀座2階 フォトスクエア
東京都中央区銀座7-10-1


このたび、ソロでささやかな展示をニコン銀座さんの2階でさせていただくことになりました。銀座にいらっしゃることがあれば、ぜひお立ち寄りくださいませ。

中国ラストエンペラーの実弟、愛新覚羅溥傑(ふけつ)と嵯峨家出身の浩(ひろ)夫妻が新婚時代を過ごした家が千葉市稲毛に今も残っている。夫妻ゆかりの品々や数々の写真が在りし日の面影を伝える家。戦争と激動の時代、ふたりに次からつぎへと苦難がおそいかかる。先の戦争から70年の今、遠い記憶を呼び覚ますその家に静かな時間が流れる。

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なお、こうした事情で忙しくなりましたので、展示が済むまでブログはお休みすることにしました。 また、お返事が遅くなると思いますので、コメント欄は閉じさせていただいております。よろしくお願いいたします。



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森山大道展 

 


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先日、池袋の東京芸術劇場で開かれていた森山大道展をのぞいてきました。上の写真で展示の一部がちらっと見えると思います。写真展に行ったならば、何らかの感想を書かなきゃいけないとは思うのですが、巨匠、大道先生は大道先生だったというか。狼君、すごい迫力でしたよ!スナップの大家、大道先生、GRをご愛用。なんかGRが欲しくなってしまいました(笑)




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二つの写真展  

 


見るという行為に身をゆだねると、とりとめのない記憶やさまざまな意識が浮かんできて
やがてひとつのうねりのような感情をもたらすことがある
鈴木理策

熊野の写真家として著名な鈴木理策氏の大規模な写真展、「意識の流れ」が現在、東京オぺラシティで開催中。早春に、熊野古道を歩いたこともあり、先日見に行ってきました。上をクリックすると公式サイトへ。

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《海と山のあいだ》、《SAKURA》、《White》、《Étude》、《水鏡》 という5つのシリーズで構成された壮大なスケールの写真展です。私的には、意識から感情へと昇華されていくように感じました。 鈴木氏はインタヴューの中で、思うように撮れなかったいわゆるダメな写真について、とても興味深いことを述べています: 
<普通はダメな写真として不採用にするでしょうけれど、撮り方や構図を見るのが写真なのではなく、目的もなく撮られた写真に世界がある、世界が写るということが起こる。そのことを伝えたいのです>

へぇ~~~、はぁ~~? なるほど。これからダメな写真もよく見ることにしようっと! 9月23日(水・祝)まで。

それから、林朋彦氏の写真展、「東海道中床屋ぞめき」が現在、京都のギャラリー古都で開催中。京都方面の方、ぜひ! 私は東京で2度開催されたうち、日本橋のギャラリーでの展覧会を見に行きました。思わず写真集も買ったのですが、すごく面白いです。 

お江戸日本橋から京都へ旧東海道を旅しながら撮った床屋さん、86軒!!子ども時代によく見かけたなつかしい、そして今は見かけなくなった昭和の香りただよう床屋さん。この撮影後、すでに3軒がお店をたたまれたとか。 写真には記録する、という大事な役割があることを思い出させる貴重な写真集です。


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東海道床屋ぞめき 風人社刊 

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京都のギャラリー古都の展示は、9月8日(火)まで。9月2日(水)はお休みです。


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残暑な日々に  

 


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大阪の国立国際美術館では、ドイツ出身の気鋭の写真家ヴォルフガング・ティルマンスの大規模な個展 を開催中。ものすごく暑い日に見に行きました。でも大阪の暑さは、京都に比べると、それほどでもなかったです。ティルマンス展のあと、その足で京都へ。東京で見逃したマグリット展を見たのですが、京都はまさに燃えるように暑かったです。40度ちかくあったような気がします。マグリット展は、私的には超おススメです!!

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岡崎の京都市美術館

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大阪国立国際美術館にて



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宴のあと -写真展を終えてー 

 



昨日、参加していた写真展の私の展示が無事、終了しました。雨の中、また暑い日差しの中、このブログを読んでくださっている方々も見にきてくださいました。ふかく御礼を申し上げます。感謝でいっぱいです。

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8枚の組写真を展示しました。ある写真家の方が、私の写真はシャーコフスキーの写真の分類でいう<鏡と窓>をつかうと、<鏡>で、ご一緒させていただいた方の組写真は<窓>。「鏡派」は写真を自己表現の手段として用い、「窓派」は写真を通して外界を探究する、そうです。

へぇ~~、はぁ~~と教養のない私は今回展示した写真はそうなのか?とびっくりしました。でもよく考えてみると、そうみたいな気がしました(笑) こんどは<窓>の写真を撮ってみたいです。来春の作品展は、ある古い家をテーマにするつもりなのですが、きっと次回は<窓>になるのではないでしょうか。と言っても、また結局「鏡」だったりするかもしれませんね。

たくさんの方々からさまざまな感想をいただきました。本当にありがとうございます。夢のような一週間がすぎ、やっとふつうの時間がもどってきました。非日常も楽しいですが、日常はほっとします!!




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