古代祭祀の跡 -保久良神社 

 


ずいぶん長いあいだお休みしてしまいました。ひどい風邪をひいたり、確定申告やら、母のところへ行ったりで。その間、訪問くださった皆様、ほんとうにありがとうございます。ぼちぼち再開したいと思います。下の写真は、つい最近神戸六甲山系で撮ったもの。家の裏山には、保久良神社という古いお社があります。小さな神社ですが、延喜式内の由緒あるお社です。石器時代、青銅時代からの銅剣などの遺物が出土していることから、大昔から人々がこの山で祭祀をおこなっていたのでしょう。この地域の「原点」とも言える場所であり、麓の小学校に通っていたわたしにとっても原風景の一つです。

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保久良神社は巨石群で、知られています。と言っても、卑弥呼の墓かもしれないという箸墓がある纏向遺跡や大仙古墳(仁徳天皇陵)など有名どころがひしめく奈良県や大阪府がある近畿にあっては、とるに足らない存在なのでしょう。まったくもってマイナーですが、地元民にとっては愛しく大切なところです。

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神生岩(かみなりいわ)
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立岩(たていわ)

上のような巨大な磐座がごろごろ(失礼!)数多くお社を取り巻くように渦巻き状に並んでいます。一種のストーン・サークル。興味深いです。登った日は梅が三分咲きでした。神社やその梅林から遠く市街地が見渡せます。いつもはいるのに、幸か不幸か、イノシシには出逢いませんでした。

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「灘の一ツ火」と呼ばれる石灯篭。かつて海を航行する船の灯台の役割をしていた。


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稲荷社の灯 

 



お稲荷さんのお社は夕暮れになると灯がともり、よりミステリアスになる。縄文にさかのぼる謎にみちた稲荷神と.その遣いとされる白狐。日本って面白いですね。海外では多くの土地で失われたもの-たとえば、古代の神々が、デジタル時代になっても葬り去られずに、連綿とつづいていて、今も現役!

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京都清水 地主神社にて



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鵜戸神宮 -豊玉姫の産屋 

 


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断崖絶壁にある鵜戸神宮が鎮座する岩窟で、山幸彦(ホオリ)の妻、豊玉姫は産屋を立てた、と神話は語る。豊玉姫は、海神の娘。「お産の様子をぜったい見ちゃダメよ!」と夫に念を押したのに、山幸彦は見てしまったのだ。それは恐ろしい光景だった!八尋のワニが子を産んでいたのだから。八尋とは長大。つまり巨大ワニがいたのである。産まれた男子が、神武天皇(初代天皇)のパパである、ウガヤフキアエズ(日子波限建鵜草葺不合命)である。豊玉姫は正体を知られて、ワタツミの国、つまりふるさとの海の国へ帰ってしまい、二度と戻ってこなかった。

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面白いことに、日南にある鵜戸神宮にじっさい参拝すると、この神話をそれほど荒唐無稽とは思えなくなってしまうほど、その岩窟は神秘を帯びています。やはリ九州の神社、特に神宮級はすごいですね!

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ところで、古代日本にワニはいたのでしょうか?はい、いましたよ!それも巨大ワニが。ここをクリックすると阪大のページへ。このワニ、いつ頃まで生き残っていたのかしら?いわゆる神代といわれる時代に、かつて巨大ワニを見た超古代の人々からの伝承がまだ息づいていたのかもしれませんね。
そしてこのワニの学名は、豊玉姫から、トヨタマヒメイア・マチカネンシス なんだとか。

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貝に願いをこめてー青島神社 

 


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マイルが貯まっていたので日南海岸へ行ってきました。ここは青島。鬼の洗濯岩で囲まれた島ぜんたいが青島神社の神域です。気温は6度ぐらいは暖かったです。

この神社のご祭神は、日本神話で有名な山幸彦。お兄ちゃん(海幸彦)から借りた釣り針を失くして、竜宮というか、海神の宮に釣り針を探しに行った例の神様です。この神様の正式名って、「ひこほほでみのみこと」っていうんですって!舌をかみそう。

山幸彦のパパは、アマテラスの孫、二二ギ(瓊瓊杵尊)、ママは、富士山のご神体、コノハヤサクヤヒメ(木花咲耶媛)。日向なる宮崎県は、天孫降臨の地でもあるんですね。もちろん、奥様の豊玉媛(トヨタマヒメ)もここに祭られています。彼女は海神の娘。古事記の世界をとても身近に感じた旅でした。

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青島神社の元宮ふきんにある、真砂の貝文。
神社前の浜で、自分の心情にぴったりの貝を探し、ここにお供えし、想いや願いを込めてお祈りします。


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上は青島神社の元宮。全島にビロウなどの亜熱帯の植物が生い茂っています。
神社の境内というより、ジャングルの中といった趣き。

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香取神宮にて 

 


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千葉県香取市(旧香取郡)に鎮座する香取神宮は、美しいお宮だとつくづく思います。そしてこの神宮は、「神奈備 かむなび」だと、誰もが気づくすがすがしい「気」に満ちています。

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ほらね、さんざめく光体がたくさん写るでしょ?(ジョークですよ、逆光で撮ったので玉ボケにすぎません) 冗談はさておき、とても清澄な気がみなぎっていることはたしかです。

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この神宮は、全国約400社ある香取神社の総本社。ちはやぶる神代にさかのぼる創建。そして鹿嶋神宮と一対をなす社。

香取神宮には、佐原と鹿嶋神宮に行ったおりに、参拝しました。香取と鹿嶋は、古来より両参り、すなわち二つお参りすることになっているので。 写真の整理が追いつかず、時系列に沿ってのアップができていません。 大和(奈良)や出雲にある古い社のように、古代の息吹を感じられる社は関東には少ないですが、ここはさすが、延喜式内の神宮、すばらしいです!


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鹿島神宮にて 

 


ゆるぐとも よもやぬけじの 要石 鹿島の神の あらむかぎりは

鹿島神宮は香取神宮とともに、関東にある社の中ではもっとも古い。まさに神代にさかのぼる創建。昔は、神宮といえば、伊勢と鹿島と香取だけだったとか。広大な鹿島の森を歩けば、なんか心身ともに清められる感じがします。昔は内海が迫っていて、もっと抒情があったそうです。たくさん写真を撮りましたが、整理できずにいます。大体は、モノクロで撮りました。

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おまけ

鹿島神宮といえば、「要石」。この秋津洲なる日本列島を支えている「石」。「要石」は、香取神宮にもあります。香取のが凸。鹿島神宮のが凹の形です。地表にはちょこっと顔を出しているだけですが、この石は地中深く岩盤となって奥州までつづいているんだとか。江戸時代、黄門様、光圀公が家臣に命じて掘り進めたそうですが、7日間かけても石の底が見えなかったとか。

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この石を見て、村上春樹さんの「海辺のカフカ」に出てくる、あちらの世界へつづく「入り口の石」を思い出しました。不思議な「要石」は、異界とつながっているのかもしれませんね。



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諏訪を歩いて 

 


諏訪大社は四つの境内地をもつ神代からつづく古社。勇壮な御柱祭はいつもニュースで取り上げられますね。今回、下諏訪(下諏訪町)にある春宮から出発し、中山道を歩いて秋宮に向かいました。翌日、上諏訪(諏訪市)の本宮(もとみや)と前宮を訪ねました。いつも悪い癖で、ちゃんとした記録としての写真にはなっていません。きれいだなぁ、とか 面白いなぁ、と思ったものだけを撮るので、なんかバラバラな印象でごめんなさい。


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春宮の近くにある、万治の石仏
岡本太郎さんが絶賛した野辺にある石の仏様です。



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秋宮 実に立派!


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中山道沿いには、道端に湧く温泉

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懐かしい感じの民家がつづいています。


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江戸時代は中山道の宿場町だった下諏訪。旧街道の風情たっぷりの街道沿いには、あちこちに温泉が湧き、足湯や立ち寄り湯もあります。この下諏訪で中山道と甲州街道が交差しています。 

本陣跡やまちかど博物館など多くの史跡があり、楽しかったです。上は街道沿いにあった歴史民俗資料館です。江戸時代の宿場民家を移転・保存した建物。下諏訪町が運営していて、無料でお茶とお漬物をいただきました。みなさんとても親切でいろいろ諏訪の歴史やお祭りのお話をうかがうことができ、うれしかったです。

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川辺は凍っていましたよ。


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上諏訪の前宮 ↑↓ 下の太鼓は巨大でした。

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諏訪大社の本宮(もとみや)↑ 上諏訪にあります。諏訪大社の発祥の地に本宮は建っています。諏訪大社が日本の文書に現れるのは約1200年前。出雲と同様、古事記にしっかり記載されています。ということは、古事記成立よりはるか昔から、この地に鎮座されていたんですね。 一説では、狩猟採集時代である、縄文時代に遡る古き神様なんだそうです。上諏訪では、諏訪氏の居城であった高島城なども訪ねました。空気が澄んでいて、何度も行きたくなる、諏訪です。


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camera:Nikon



 

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